しんのすけ見聞録～浜松の未来と対話しよう！

２０１０年２月１８日（木）

説明するまでもなく、着崩しで問題になっているスノーボードの
国母選手。
ハーフパイプで決勝に進んだということで、競技者としては
期待をしていますが、彼を見て思い出したことがあります。

それは、「服育」という概念。

「知育・徳育・体育」それから近年では「食育」という概念も
十分に定着してきたため、皆さんもこれらはご存知かと思いますが、
一方で「服育」って聞いたことありますか？

これは、大阪市に本社を構える㈱チクマが世に訴えだしているもの。
本業は衣服メーカーであり、学生服なども数多く手がけている
大手であります。

２００４年に生まれた新しい概念で、生活の基本である「衣食住」の
ひとつである「衣」を通して子ども達の豊かな心と体を育むために
できることを考えての発案との事ですが、企業戦略の一環という点を
差し引いたとしてもナイスなアイデアだと感心します。

具体的には、一番衣服の乱れが気になる中学校・高校へ出向いて、
衣服を通して社会性を考えさせたり、世に出回っている衣服の
約９割が実はゴミになっているというデータを示しながら
環境問題を考えさせたりと、色んなことをやっています。

また、これまでの取り組みで分かってきたこととして、
服装の乱れと生活態度にある種の相関関係があるということ！

まだ学力との関係性は見られないそうですが、遅刻・早退・欠席
というレベルでは手ごたえを感じているそうです。

別にチクマさんをひいきするわけではありませんが、
国母選手のような光景を見るたびに、そして地元の高校生が
だらだらした格好をしているのを見かけるたびに、
「服育」のことを誰かに話したくなるのです。

「食育」に続く教育の柱になれるか！？
興味深く、追っかけてみたいと思います。


浜松市議会議員　山崎真之輔
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