メールマガジン(090:まちなか論〈転〉)

2012年03月08日

2012年3月8日(木)
しんのすけメールマガジン090:まちなか論〈転〉


人は、「出逢い」と「別れ」を繰り返して成長していく。
もちろん、その機会はどこにでも潜んでいるわけだが、僕にとって、
まちなかほど「出逢い」の宝庫と言える場所はない。

例えば、松菱。

多くの関係者や市民を驚かせた2001年の破綻という一大ニュースは、
当時名古屋で大学生だった僕を、長い間ノスタルジアに包み込んだ。

なぜならば、僕と妻との「出逢い」の場が、まさに松菱だったからである。
夏にオープンされる屋上のビアガーデンで僕たちはアルバイトとして出会い、
そして結ばれた。
今でこそ幽霊屋敷と揶揄される松菱だが、解体されようが何だろうが、
僕にとっては「出逢い」の象徴なのだ。

それから、浜松まちなかにぎわい協議会。
よさこいや様々なイベントに関わっている立場ゆえに、遠鉄さんをはじめとする
民間主体の本協議会の設立は、大変有益な「出会い」となった。

さらには、本誌『overthere』との「出会い」。
『overthrer』との「出会い」は、実に刺激的なスパイスのようなもので・・・。

ところで、前号で書いた通り、まちなかはスパイスで良いと思っている。
増加する人口と消費に合わせて、パイも膨らませていくといった
単純な方程式が当てはまる時代ではなくなったからだ。
どの程度スパイスを効かすのか、そこを考えて工夫すれば良い。

そしてそれは、行政施策も同じである。

複雑多様化し、環境がめまぐるしく変わる今日においては、
長く強く効く魔法のようなスパイスを求めてはならない。
お試しでも、不公平感があってもいい。短期間のサンセット方式で、
その施策の効果を一つ一つ確かめていけばいいと思う。

例えば、まちなかで乗り降りする場合の路線バスの料金を、
半年に限って無料にするよう補助金を出してみてはどうだろうか。
一方で、次の半年は、まちなかエリアの駐車場を全て無料にしてみる。

こうした比較をすることで、まちなか不振の原因が見えてくる。
ハードに頼った施策は、後戻りができないし、検証もしづらい。
幸い、ICTの進歩著しい現代である。
まちなかには、スマート(多機能)なスパイスが求められているということだ。


「出逢い」があれば、「別れ」もある。いよいよ、この執筆活動も次号が最後です。
起承転結の4部作ということで、<転>となる今号は少し変わった構成を試してみました。
『overthere』を通じての数々の「出会い」に感謝しながら、
「まちなか論」を締めくくります。
どうぞお楽しみに。


〈追記〉
この文章は、12月2日発行のコミュニティマガジン、
「オーバーゼアvol.30」に掲載されたものです。
起承転結の4部作でまちなか論を展開して参ります。

手に入れたい方は、是非ご連絡下さい!

オーバーゼアについては、以下のサイトから↓
http://www.overthere.jp/


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この記事へのコメント
全く同じで まちなかをどうしたらいいかというのは答えがあってないようなものでみんなで考えていけないことだと思います 今も松菱跡に入ってきましたが廃墟とはこういうものかと思いました 駅南の砂山も含めてどうしたらいいのか皆さん1人1人で考えていきましょう
Posted by mixi イサム 河合章 十丁目繁栄かい at 2012年03月08日 16:29
今日はありがとうございます
Posted by 河合章 イサム at 2012年03月11日 19:47
河合さん。


コメントありがとうございます。
また、まちなかにおいての活動に深く敬意を表しています!

まちなかの活性化は、もちろん簡単な話ではありませんが、ぜひこれからも色んな視点からコミュニケーションできたらと思っています。

今後とも、宜しくお願い致します!
Posted by 山崎しんのすけ山崎しんのすけ at 2012年03月16日 16:07
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