メールマガジン(087:産業の起爆剤、スマートシティの構築)

2011年12月28日

2011年12月28(水)
しんのすけメールマガジン087:産業の起爆剤、スマートシティの構築へ!


今年も残りわずかとなりました。
言うまでもなく、今年は日本人にとって特別な一年であり、
今後の生き方を深く考えさせられる契機ともなる年でした。

そんな中、国の政治は相も変わらず混迷を深めていますが、
地方の現場は毎日動いています。
住民それぞれの活動をバックアップしていくために、
これからの行政としての責務は、持続可能なまちづくりを通じて、
未来に希望の持てる浜松を残していくことだと僕は考えています。

そして、そのための手段は多々あると思いますが、
今回は、一般質問で指摘したスマートシティについて、
攻めの姿勢に重きを置きながら、触れておきたいと思います。

まず、スマートシティとはなんでしょうか。

これは、エネルギー効率の向上、省資源化の徹底、市民の
ライフスタイルの転換等を複合的に組み合わせた環境配慮型の
まちのことであり、その関連市場は、全世界で4000兆円とも
言われています。

そのルーツは欧米から始まっており、日本はやや出遅れた感が
あるものの、最近では横浜市、北九州市を筆頭に、低炭素社会、
スマートシティ・スマートコミュニティの構築が実証実験を通じて
急ピッチで進められております。

では、浜松市ではどうでしょうか?

実は、今年の10月に、これまであった「浜松市創業都市構想」を
「はままつイノベーション構想」なるものに大幅改定しています。

つまり、いつまでも従来通りの「ものづくり」だけではダメで、
進取の精神で、新たな産業にも果敢に挑戦していこうという
意気込みは感じられる内容となっています。

若干、総花的なところが気になりますが、それでも、
リーディング産業に「環境・エネルギー産業」を挙げたことは、
大きく評価できる点です。

なぜなら、この分野こそがスマートシティ関連諸施策との結びつきが
最も強いからです。

考えてみれば、浜松市ほど、スマートシティの構築に適した
都市はありません。
というのは、スマートシティは、スマート(高機能)な対象物が
連結したコミュニティの集合体だからです。

ある地域では、太陽光発電パネルを徹底して設置し、そこに
送電網(グリッド)をつなぐことによって、電力を地域間で融通し合う。
またある地域では、それを風力や小水力で行ったりもする。

地域の特性を生かして、スマートコミュニティを形成し、
それが積み重なって、スマートシティへと発展していくので、
その形態は実に多様に存在するのですが、国土縮図型と言われる
浜松は、まさにその可能性に満ちあふれているというわけです。

そうでなくても、人口減少や高齢社会、エネルギー問題を考えると、
これからの時代に、都市のスマート化は避けられないテーマです。

単に、環境に配慮するといった狭い解釈ではなく、
産業振興、雇用創出によって浜松を元気づけ、ひいては商業へと
良い循環を動かしていくためにも、スマートシティ構築は
急務な課題だと考えます。

投資すべきところには、積極的に投資する。
このリーディング産業を、必ずモノにしていかなければなりません。

具体的な事業構想も、もちろんあります。
ただ、個別な話は長くなるので、今回は総論だけにして、
詳しくは次号で説明していきます。

それでは、皆様にとって良いお年になりますように・・・



浜松市議会議員 山崎真之輔
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「本気が違う!」「浜松の未来と対話しよう!」
オフィシャルウェブサイト:http://www.shin-sk.net/
e-mail:shin_sk@me.com fax:053-465-6982
スマート選挙の詳細はコチラ→ http://www.smartsenkyo.jp
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【しんのすけを探せ】
今後の主な予定は・・・
12月30日:各種忘年会、挨拶回り 1月1日:初蹴り
2日:敬神会初詣 3日:元旦祭 4日:新春インディアカ大会
7日:出初式

【真・未来バンク】
日々の議員活動や後援会活動の資金源として利用させて頂くため、
個人の皆様から寄附(会員)を募っています。
大切なお金とは承知していますが、少しでもご支援を賜れば幸いです。
寄附は、年間一口2,000円で、会員の皆様には様々な企画へのお誘い、
定期的に発行している会報誌の郵送、カフェトークへの参加など特典多数!
温かいご支援をお待ちしています!!
詳しくは、ブログ内にてご覧下さい。


【後援会活動トピックス】


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この記事へのコメント
スマートシティー

 私は思います。新しい産業ではなく、未来の暮らしのカタチ。

地域の必要から生まれるものであり、地域にあるものを頂きながら暮らす。水、土、木、風、太陽。もうひとつ人力。

 スマートシティーなんて英語にするとわかりずらくなってしまう。

別の言い方をすると、

 「 この地にないエネルギーを使う世の中は未来にない。 」
 
 でしょうか。

これこそ地域独自の持続可能社会が実現するではないでしょうか?

例えば、ガソリンで動く車を作っても走らせるべきではない。走らせるなら別のエネルギーで動く車。それもこの地で頂けるモノで。

大きなエネルギーは人手を必要としないほどの仕事をしてくれます。

小さなエネルギーは手間、人手がかかります。これこそ雇用です。

今を思えば不便を強く感じます。が、疲弊した経済社会に見切りをつけ、ヒトが幸せに暮らしていける社会をあたらしく作るのです。


30年先の未来のカタチをデザインし、共有し、行動を起こす。

いまが旬。

なんて語っちゃいました。 山崎さんいかがでしょう?
Posted by 今日も晴れ今日も晴れ at 2012年01月09日 01:11
今日も晴れさん。

コメントありがとうございます!

「この地にないエネルギーを使う世の中に未来はない」という
言葉、非常に心に響きますね。
以前、僕も環境問題を扱っていた時、「地球のメカニズムに反する」
行動は身をほろぼすという考え方の下、自然を意識した提案を
させて頂きました。

これは、水俣病や原発事故の事実を考えれば明らかです。

スマートシティという言葉がどこまで浸透するか分かりませんが、
決して流行だけに終わるのではなく、ご指摘を頂いたような
考え方を真剣に進めていけたらなと思います。

引き続き、ご指導下さい!
Posted by 山崎しんのすけ山崎しんのすけ at 2012年01月10日 10:12
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