しんのすけ見聞録～浜松の未来と対話しよう！

２０１１年１月２５日（火）
しんのすけメールマガジン０７０：フラワー・フルーツパークの行方


先週、行財政改革推進特別委員会勉強会が開催され、「フラワー・
フルーツパークの方向性」について当局の説明を受けました。

この問題に関しては、第一次行革審でも大きく取り上げられ、
「動物園と一体的に運営せよ」とか、
「フラワー・フルーツ両園の存廃、方向性を決定せよ」、
また経営改革、借地等の点から様々な提言がされていました。

そこで、この辺りの考え方がまとまったと思い、私も
委員の一人として委員会に出席したところ、出てきた資料は
ものすごく前向きな方向性。。。


◇フラワーパークについては・・・

運営している公社が、フラワーパークの再生計画を作成。
イルミネーションの演出やボリュームのある花の見せ方により
大幅な入園者増を図る。

また、公社はフルーツパークの運営を切り離し、フラワーパークを
運営する公益法人へ移行する。

公社経営の健全化を平成２６年度までに行い、市からの負担は
都市公園としての適切な管理に要する費用にとどめる。

◇フルーツパークについては・・・

新法人を立ち上げ、指定管理者制度により運営を行っていく。

経営戦略は、飲食・物販・加工体験の魅力を増進することで、
集客力と客単価を向上させる。

市の負担は、当面現在の９８００万円を見込むが、指定管理者制度
導入後３年を目途に、減額を図っていく。


う～ん。

確かに、前を向いて歩こう的なメッセージは感じられますが、
これまでの検討事項については、どうなったのでしょう？

議会としても、これまでの行革審の提言は尊重し、
経営・借地の問題や、動物園との一体的運営などは絶えず
話題にしてきたはず。

そこで、簡単に首を立てに振れる内容ではなく、再度勉強会を
開催することになりました。

委員長の樋詰議員も、「そもそもの存廃論議が決着していない
中で、予算計上はできない。公益をとるのか、営利で行くのか、
営利で行くにしても行政関与であっていいのか」などと
まとめられたところです。

私も考えは同じ。

そして、昨年の夏行った事業仕分けで感じたことと同じで、
やれることは全部やる。
中途半端は一番いけない。

これまでの期間、公社が本気になってそのことを考えてきたか、
いささか疑問が残りました。

次の勉強会までに、更に考えを深化させておきます。



浜松市議会議員　山崎真之輔
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