メールマガジン(058:市税滞納は硬軟とりまぜた対策を)

2010年09月16日

2010年9月16日(木)
しんのすけメールマガジン058:市税滞納には硬軟とりまぜた対策を


本日の総務委員会で、市税の滞納削減についての報告が
ありました。

鈴木康友市長になってから、債権回収に関しては大きく力を
入れてきた浜松市ですが、近年の経済不況や税率改正などの原因により
市税の滞納削減対策は思うような効果が出ていません。

現況は以下↓
市税のH21現年分収納率・・・98.01%(目標は99%)
市税のH21累積滞納額・・・81.7億円(目標は60億円未満)

そして、特に数値として悪いのが、個人市民税の普通徴収分で、
H21では90.25%というレベル。

これは、事業所に比べて特別徴収(要するに天引き)の割合が少なく、
また口座振替の利用者も少ないことが影響を与えていることと
思われますが、どうしても改善しなければならない課題です。

浜松市は、ここ数年は約2600億円の予算規模ですが、
その内約半分(1200億円程度)が市税で賄われています。

額の大きい小さいは当然ありますが、納税は住民の義務。
様々な事情があることも承知ですが、滞納は許されません。

そこで、行政としては何をしているか?
・特別徴収事業所の拡大
・口座振替の推進
・コンビニ収納の拡大
・法的処理を中心とした徴収対策の実施
・回収不能債権の整理
・納税意識の啓発 などなど

まあ、税金に関することですから、誠実に着実に取り組む
姿勢が必要なことは言うまでもありませんが、
真面目にやっていては、限界もあると思います。

税金に関わる課が一致協力してやるのはいいんですが、
他の課と、政策的にミックスさせるアイデアが必要です。

例えば、千葉県市川市が行っているような1%条例。
自分の市民税の1%分を市民活動団体へと振り分ける制度です。

また、クレジットカードでの支払いやポイントの付与。

要するに、硬軟とりまぜて税金に対する考え方を喚起させ、
はたまたポイント付与により、消費を刺激するような策を
同時に実施していく。

ただ、以前から言い続けているんですが、ハードルは高いようです・・・

もちろん、税金は民主政治の根本で、いたずらに茶化すつもりは
毛頭ありませんが、しかしできる範囲で工夫は必要でしょう!

色んな角度から納税への意識を啓発・動機付けを仕掛ける。

政治には、メッセージが大事だと思っています。
自分がトップならどういうメッセージを発信するか、
いつも考えていたいものですね。

ちなみに、これに関するアイデアがありましたら、是非
ご意見をお寄せ下さい!


浜松市議会議員 山崎真之輔
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しんのすけホットライン~浜松の未来と対話しよう!~
e-mail:shinnosuke-y@mopera.net  fax:053-465-6982
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【しんのすけを探せ】
今後の主な予定は・・・
9月17日:インターン 18日:NPO災害支援隊理事会、東中運動会、
天神町秋祭り 19日:各町敬老会 20日:浴衣ざらい

【後援会活動topix】
昨年から行っている「一緒にマニフェストを作りませんか?」企画が
現在進展中!昨年は、数多くの意見交換会を通じて、たくさんの
ご意見や要望を頂戴することができました。
さらに、今年の6月~8月にかけて、できあがった叩き台を基に
マニフェストを煮詰めていきます。
マニフェストの策定プロセスの健全化を目指し、今後も様々な企画を
提案していきますので、ご注目下さい!

【真・未来バンク】
日々の議員活動や後援会活動の資金源として利用させて頂くため、
個人の皆様から寄附(会員)を募っています。
大切なお金とは承知していますが、少しでもご支援を賜れば幸いです。
寄附は、年間一口2,000円で、会員の皆様には様々な企画へのお誘い、
定期的に発行している会報誌の郵送、カフェトークへの参加など特典多数!
温かいご支援をお待ちしています!!
詳しくは、ブログ内にてご覧下さい。

【イベント案内】
ここでは、行政関連のイベントを逐一紹介してきます。
・「第3回都市・自治体連合アジア太平洋支部コングレス2010」
 10月19日~22日。atアクトシティ浜松




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この記事へのコメント
お疲れ!!がんばっているね!!

納税に関して、行政レベルの取り組みについてはよくわかんないんだけど、義務教育段階で、子どもたちへの教育は必要かなと思っています!

税金を「払う」という感覚が強すぎる。
消費税がまだ3%だった小学生時代、うまい棒を2本ずつレジに通せば、消費税を払わなくてすむという話題がありました。

余分なお金は払いたくない!小さな子どもでも考えること。

しかし、税金は「納める」もの。
その感覚をつけさせてあげたいなと。

例えば、社会科の時間でもっと税について調べ、考える時間を多くする。
特別活動の時間などを利用して、小さな経済社会をつくり、体験的に学べるようにする。

学校で学んだことを実生活で感じられるような教育活動を、もっと積極的に行う必要があります。

少し長い目でみた取り組みですが、将来的に正しい納税へつながるようにしたいですね。
Posted by 小杉 弘 at 2010年09月19日 21:53
>こすちゃ

遅くなったけど、コメントありがと!

消費税3%の件は懐かしいな~
あの時は、ビックリマンチョコが30円だったから、子ども心ながら、かなりの痛手だったのを覚えてるよ(笑)

こすちゃが先生になったら、社会科以外のところでも、こうした教育をしてくれることを本当に望んでます。

あと、もちろん税金は納めるものなんだけど、同時に納めたらどうなるの?っていう感覚も身につけられるよう指導してほしい。

それが相互作用して健全な納税感覚につながっていくと思うので。

これからも一緒に頑張ろう!!
Posted by 山崎しんのすけ山崎しんのすけ at 2010年09月27日 16:37
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